土壁ネットワーク 土壁実大面内せん断試験 筋かい併用の影響

土壁ネットワーク 土壁実大面内せん断試験 筋かい併用の影響

試験の概要について

 

 

X 外壁面砂漆喰補修の結果(試験体I)

 

 

 

 

 

 

試験の目的

 

 

建築基準法では土壁は筋かいを併用することで壁倍率を加算することができる。土壁は軸組の内部全体にわたって存在し作用した外力を分散して抵抗するが、筋かいは外力を部材単体で受け接合部又は部材が損傷する。このような異なる抵抗メカニズムを持つ要素を併用した場合の破壊性状を確認した。
・筋かいは突き付けとし、入り隅部の接合は筋かいプレートBPを使用した。
・筋かい30×90のみを使用する耐力壁の壁倍率は「1.5」である。
・筋かいのない3尺幅の壁(参考文献による)、巾3尺+3尺の試験体C(2006年度試験)、1間巾の 試験体D(2007年度試験)と比較して評価した。
・試験体J(1間巾、筋かい付)は、試験機のトラブルにより試験データを得ることができなかったため本稿に掲載していない。

 

<試験体の仕様>

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

○筋かいのない3尺壁(参考文献による壁)に比べて、降伏耐力で2.2倍、最大耐力で1.83倍の効果が確認できる。
○エネルギー吸収能力(面積S)は、最大荷重到達後の荷重低下が緩やかで3尺+3尺の試験体Cと似た形状(荷重-真のせん断変形角曲線)を示す。
○壁倍率は、試験体Kの仕様による土壁の壁倍率「1.0」と、筋かい(30mm×90mm)を使用した場合の壁倍率「1.5」を加算した数値にはなっておらず、単純に壁倍率を加算できるとは言い難い。(試験結果から求める壁倍率は低減係数0.75を乗じて2.06倍を示している)
○これは、外壁側の裏返し塗り面の壁土は、筋かいと間柱によって4つに分断されるため、1つの面として構成される場合に比べて壁土のせん断力が低下することが原因と考えられる。
○破壊性状は、1/50radで筋かいプレートの変形、地貫に沿って貫のこじり効果によるひび割れが生じ、1/30radで壁対中央部にせん断ひび割れが生じた。最大荷重到達後は、ひび割れは進行するが荷重は緩やかに低下した。

 

 

 

 

 

 

 

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● 壁倍率1.0の仕様による土壁と筋かいを併用する場合、土壁の壁倍率1.0に筋かいの壁倍率を加算するには3尺幅の壁の特性を考慮しておく必要がある。(3尺幅の壁の壁倍率決定要因は1/150radである)
● 3尺幅の壁は、せん断破壊が先行しないタイプの壁である試験体C(10p参照)と破壊性状が類似している。

 

 

 

 

<試験結果/ 筋かい併用の影響>

 

 

 

 

<荷重Pー真のせん断変形角 曲線/筋かい併用の影響>

 

 

 

 

 

 

 

 

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