試験の概要について
Ⅶ 垂れ壁、腰壁の耐力(試験体L、M、N)
試験の目的
開口部を有する土塗り壁として「垂れ壁と腰壁がある壁」および「垂れ壁のみの壁」の場合の耐震性能を確認した。また、垂れ壁のみの壁については、鴨居の取り付け方法「片目地(鴨居の片側のみホゾ加工)」、「両目地(鴨居の両側をホゾ加工)」の施工方法の違いによる破壊性状や耐力等への影響の確認を行った。
・腰壁の貫は、一般には窓台の下に中貫が入るべきであるが本試験体では入っていない。
・開口部のない3尺壁(参考文献による)と比較して評価を行った。
<試験体の仕様>
○土壁の塗りつけ面積は、すべてを塗った3尺幅の壁(参考資料)と比較すると、試験体Lで0.64倍、試験体Mおよび試験体Nで0.28倍である。
○最大耐力、降伏耐力、エネルギー吸収能力(面積 S)、壁倍率は、土壁の塗りつけ面積と相関関係(一次式で近似)にあり、塗りつけ面積の減少によりそれぞれの数値も低下する。
○鴨居と柱の接合における「両目地」か「片目地」かの違いによる破壊性状や耐力への影響は確認できなかった。
<壁土塗り付け面積/垂れ壁、腰壁の耐力>
▲ 1/8.6rad 中塗り面
● 開口部のある土壁の耐力は、壁の塗りつけ面積と相関する。
<試験結果/垂れ壁、腰壁の耐力>
〈荷重P-真のせん断変形角γ0曲線/垂れ壁、腰壁の耐力ー壁土塗り付け面積〉
土壁ネットワーク:
〒760-0050 香川県高松市亀井町8-12日下ビル4F(有)田園都市設計 内
(c)2009 土壁ネットワーク All Rights Reserved.