木造建築の設計や施工の現場では、基準法の仕様どおりでは納得がいかないことや、改善を考えたいけど自分ひとりで検証試験をすることは困難、といった場面があると思います。
これまで土壁ネットワークでは、自分たちがやってみたいという試験を会員対象に実施してきました。例えば、筋かい併用土壁の耐力試験、目込みとそうでない長ホゾの強度比較試験などの構造耐力試験です。

この度、できるだけ多くの方から試験提案をいただきながら、実務で役立つ試験を継続して実施していけるよう「みんなで提案する試験」を企画しました。
第1回目については、本会の会員提案による試験ではありますが、多くの方のご参加をいただく形で実施してみることにしました。

試験の内容と募集内容は次のとおりです。
たくさんの方々のご参加をお待ちしております。

試験内容 
「現場の課題」
昭56建告1110号、真壁造・受け材タイプで、石膏ラスボード厚9ミリ以上を使用し継ぎ目がある場合は石膏プラスターを15ミリ以上塗る必要があります。
しかし、現場ではこんな問題が発生します。

(課題-1)仕上げ材の関係で中塗り工程が必要な場合、合計の塗り厚が大きくなり過ぎて壁チリが確保できない。中塗りを含めて塗り厚を15ミリ程度に納めながら必要耐力(壁倍率1.5)が確保できないのだろうか。
(課題-2)耐力壁が位置する土台や2階床梁に捨て張りを勝たして施工した場合に、耐力への影響はどうなんだろうか。

「試験の内容と方法」(別図等参照)
試験体は、W1,820×H2,730ミリ(2P)の実大試験体を2種類製作しました。
(試験体-1)受け材、釘、ボードは告示仕様、石膏プラスター塗り厚9ミリ、中塗り厚6ミリ。
(試験体-2)試験体-1と同じ条件のもと、土台に接する部分は捨て床(杉板厚25ミリ)で巾木(杉30×30ミリ)の上に壁を仕上げたもの。
試験は、四国職業能力開発大学校のタイロッド式加力試験時で行います。(写真参照)
参加方法 
《申し込み方法》
以下まで、メールもしくはFAXでお申し込み下さい。
「氏名」「所属」「住所」「連絡先/メール・電話・FAX」をご記入下さい。
 ◇メール:info@tutikabe-net.jp
 ◇FAX:087-831-8663
参加費をご入金いただいた段階で受け付け、領収書を発行します。
 振込手数料はご負担お願いします。
 ◇振込先:ゆうちょ銀行振替口座 口座番号:01610-8-132087
宛先:特定非営利活動法人土壁ネットワーク
《参加費》5,000円
■参加者の特典 
試験速報がメールで届きます。
詳細な試験成果報告をお渡しします。
 ただし、報告内容のご使用は参加者本人に限らせていただきます。
■試験実施予定
試験体-1:2011年10月20日(木)午後5時〜
試験体-2:2011年9月22日(木)午後5時〜

試験場所:四国職業能力開発大学校 第3試験場  香川県丸亀市郡家町3202番地
■今後の試験提案受付予定 
試験の提案から試験に至るまでの流れは次のとおりです。
1)実施してみたい試験の提案を随時受付します。
2)頂いた試験案をホームページ上に掲載します。
3)必要な試験費用が賄える人数の参加者が集れば試験実施を決定します。
4)参加者は試験費用を納付いただき、試験体製作、試験を実施します。
《問い合わせ先》
特定非営利活動法人 土壁ネットワーク(担当:大西泰弘)
香川県高松市亀井町8-12(有)田園都市設計内
http://www.tutikabe-net.jp/  電話087-831-8662 FAX087-831-8663
1:胴縁縦横の留め方(試験体1) 2:胴縁下墨(試験体1)
3:胴縁全体(試験体1) 4:ボード張り(試験体1)
5:ボード同士は離す 6:込み栓
7:釘・N90 8:材料/中塗り用・おろし土
9:材料/中塗り用・砂 10:材料/中塗り用・モミスサ
11:材料/プラスター 12:プラスター塗り施工
13:プラスター施工後 14:試験体1の表面
15:試験体1の裏面 16:試験体2の表面
17:試験体2の表面下の部分 18:試験体2の裏面
19:試験機
■試験体図 
土壁ネットワーク:
〒760-0050 香川県高松市亀井町8-12日下ビル4F(有)田園都市設計 内

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